「英語やITでは差がつかない」時代の産物がはらむ問題点。
昨今目立つのが、古典などの文化的教養を仕事で周りと差をつける手段として手っ取り早く学ぼうという風潮だ。『ファスト教養』著者のレジー氏に、その問題点を聞いた。
──書店には『教養としての〇〇』と題する本があふれています。
海外に比べて日本の偉い人は教養が足りない、古典や芸術を学べ、という指摘は昔からあった。だが今の風潮は、普通の会社員が周囲と差をつけるアクセサリーとして教養を身に付けようというものだ。
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