そして、カルト教団の経営の合間にアクションパートが挟まれています。本作では旧き信仰の司教たちを倒すため、自動生成されるダンジョンに挑んでいきます。
手に入る武器は毎回ランダムで、子羊を強化する効果を持つタロットカードもさまざまなものが出てきます。いわゆるローグライト・アクションと呼ばれるジャンルで、挑戦するたびに内容が変わるわけですね。
とはいえ、『カルト・オブ・ザ・ラム』はアクションゲームとしてはあまり評価できません。そもそも回避アクションで敵の攻撃を簡単によけられるうえに、バランスが大雑把なきらいがあります。
カルト教団を経営していくと子羊が強くなると書いたように、そちらでしっかり育成するとアクションの難易度も下がるのです。それ自体は問題ないものの、経営による育成の比重が大きくてアクションとしてはかなり大味になってしまいます。
カジュアルゲームとして捉えれば悪くない
とはいえ、これはカジュアルなゲームとして捉えれば悪くありません。アクションゲームが苦手な人が遊んだとしても、信者をたくさん生贄に捧げればクリアが近くなっていくともいえるわけです。
個人的にはローグライト・アクション部分をもっとしっかり作り込んでいてほしかったところで、そこさえしっかりしていればもっと高く評価された作品だと思います。しかしながら、キュートな見た目なのにおぞましい教団を経営するギャップがとにかく印象的な一作となっているでしょう。
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