起業して経験した「5つの痛い失敗」防ぐポイント 独立直後は「零細企業」という認識を持つこと

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3度の転職を経て、43歳でひとり起業をした筆者が、20年以上の独立経験のなかで味わってきた失敗を5つご紹介します(写真:Greyscale/PIXTA)
「場所と時間に捉われない働き方」「企業依存型からの脱却」「独立やフリーランスの増加」「出世の意味合いの変化」など、この数年で私たちの働き方は大きく変わりました。誰もがキャリアを主体的に選ばざるを得ない時代、私たちはどのようにキャリアを描いていけば良いのでしょうか?
転職3回、独立1回を経験してきた佐藤文男さんの著書『働き方が変わった今、「独立」か「転職」か迷ったときに読む本』から内容を一部抜粋・再構成してお届けします。第3回は、43歳ではじめて独立した際の失敗談です。

私は3度の転職を経て、43歳のときに人材紹介ビジネスでひとり起業をしました。そんな私が20年以上の独立経験のなかで味わってきた失敗を5つご紹介します。これから独立を考えている方の1つでも参考になれたのならうれしいです。

オフィスにこだわらない

独立当初、私はオフィスの場所に強いこだわりがあり、東京都港区の高輪にオフィスを構えました。その後も企業イメージを高めたい一心で、ある不動産会社の高層ビルのオフィスを借りる機会がありました。「●●ビル」というブランドは、会社としてのステータスを上げてくれるはずだという想いがあったからです。

しかしながら、いま振り返ると相当な固定コストにつながっていたと反省しています。

新型コロナウイルスの影響もあり、これからは独立するときはあまりオフィスにこだわらなくても良いし、自分がいま住んでいる自宅を登記してもいいわけです。

私がやっている人材紹介ビジネスの場合、許認可取得のためにオフィススペースが必要ですが、仕事内容によってはオフィスにこだわる必要がないケースもあります。家賃は大きなコストですから、あまりかからないようにしたほうがいいのです。

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