2022年現在、「転職」は誰しもが経験する可能性のあるような、当たり前のものになりました。とくに最近では、20代でも転職を3回〜4回といったペースで行う方も出ていますが、四半世紀以上ヘッドハンターとして人材紹介業をしている私からすると、年代と比べて多すぎるように感じています。
私が求職者を見る際に基準にしているのは、20代で0〜1回、30代で0〜2回、40代で0〜3回、50代0〜4回の転職回数です。
転職回数が増えてくると、企業の採用担当者は経歴書を見ただけで「この方は弊社でご縁があったとしても、すぐに辞めてしまうのではないか」と勘ぐってしまい、書類審査の段階でアウトとなってしまう可能性が高くなります。いわゆる「ジョブホッパー」の仲間入りをすると、どんなに優秀な人だとしても、転職市場では採用側の見方が変わってしまうことをまず肝に命じましょう。
さまざまな意見があると思いますが、私は現代でもキャリアを構築していくうえで「石の上にも三年」は真実だと考えています。
独立か、転職か、現職に残るか
新型コロナを経て、私たちは転職だけでなく「独立」という道も広く一般的になりつつあることを肌で感じているのではないでしょうか。今後は誰もが転職だけでなく、独立の選択肢も視野に入れてキャリアを形成する可能性があります。
その際にまず目を向けるべきは、「現職での目標達成の状況」です。
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