私の職務経歴を振り返ると、総合商社、外資系金融機関、メーカー、人材紹介業と、統一感のない業種の中でキャリアを描いてきました。ただし、職種の観点からは「人事」と「営業」を交互に経験した後、37歳で転職をした人材紹介の世界に入り、ここでの経験が独立をする大きなきっかけになりました。
これは最初から意図していたわけでは決してありませんでした。新卒で商社に入社した際は、一生ここに在籍するのだという想いで、独立なんてまったく考えていませんでした。
そういう人間が今では独立を経験しているという事実を、まず皆さんに知っていただきたいのです。
自分ならではのビジネスモデル
私の場合、会社を立ち上げるときは最初から1人で独立することを決めていました。同業や同じ会社の仲間を誘って独立する人もいますが、私は自らの判断で行動しようと考えていました。それに学生時代の自分の経験を振り返ると、人と組んで何かをやるよりは、自分1人で動くことを好む傾向がありました。
そんな自分の特性を生かすためには、無理して人と組む必要もなく、会社自体を大きくしようとも初めから考えませんでした。結果的に、今までお世話になった会社にも失礼にならず、独立の際にお世話になった企業から人材を引っ張ったりすることで、もめるケースもありませんでした。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら