武蔵小杉駅では2010年に横須賀線の駅が開業し、湘南新宿ラインや成田エクスプレスが利用可能となる。日吉駅では横浜市営地下鉄グリーンラインが2008年から乗り入れ、神奈川県内でも儲かる確率が高い港北ニュータウンの駅(センター北駅・センター南駅)との接続をよくした。
これに加えて、新幹線停車駅の新横浜駅を結ぶ東急新横浜線も2023年開業予定でさらに利便性が向上する。
このように、見てくると東急という会社の戦略性の強さと投資判断の大胆さが際立つ。儲かる確率は、新駅や駅前の新興住宅地で高くなる傾向が顕著にある。そうした駅が以前は居住地としては特筆することのない駅も多かった。
駅前は大きな工場ばかりだった武蔵小杉駅はその代表例だろう。今は大規模な駅前用地が再開発され、タワーマンションが林立する先進的な街へと生まれ変わっている。
都市計画や再開発は予見できる
同様に大規模な駅前開発で大化けした街は、大崎駅や豊洲駅など枚挙にいとまがない。こうした沿線開発による流入住民を取り込んでいくことに先行投資をしたと考えられる。
ただし、今回の結果も今後儲かる確率は変わる可能性がある。その際に注目すべきことは、行政の都市計画(とくに高さ規制)や駅前の大規模な再開発、鉄道の相互乗り入れによる利便性の向上や新駅の開業などだ。
そうした立地は各種計画から予見することができるし、化ける前に自宅として仕込んでおくと資産価値が上昇し、多額の含み益を得ることができるので、注目しておいてもらいたい。
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