[貯める目的をハッキリさせる]
貯める目的や目標をはっきりさせましょう。大それたものでなく、自分なりの考え方や夢が、具体的で現実的なものであればいいのです。
「目的ありの貯金」と「目的なしの貯金」では、成果にはっきりと違いが出ます。それは私の依頼者の方の成果からも明らかです。具体例をあげましょう。
⃝3カ月後に一眼レフデジカメを買うために8万円を貯めようとするBさん
1カ月目は1万円貯められたAさん。ですが、2カ月目は油断して使いすぎ、0円。3カ月目はあせってがんばりましたが、5000円。3カ月が過ぎたところで、1万5000円。このままでは4カ月目もダラダラと使ってしまいそうです。
Bさんはまず数字を決めました。最初の2カ月はペースを上げて3万円ずつ。最後の月は2万円。目的を励みにがんばれたので、カメラを手にすることができたのです。
このように目的を決めるという小さな工夫が、お金グセを変えていくための仕組みづくりであり、自分の気持ちにレバレッジをかけることになるのです。
[目標がない人は、未来の自分の可能性のために貯める]
確実にお金を貯めるために目的があったほうがいいことはわかっている。でも、今はまだその目的がはっきりしない。そんな方は、さらに私に問いかけてきます。「夢や希望が特になくてもとりあえず貯めておいたほうがいいですか。それは何のためなのでしょう?」と。
答えはカンタン。私はこう言います。
「今、貯金にがんばっているあなたがお金を持つことにより、これからのあなたの可能性や選択肢が広がる。だから貯めてほしい」
ポジティブな動機なら、貯める力の伸びが明らかに違う
将来への不安ではなく、未来の自分の可能性のために貯める。
今後のためという意味では、不安だから貯めるのと同じベクトルかもしれません。でも動機がネガティブなものかポジティブなものかで、貯める力の伸びがままったく違います。とりわけ人生という長いスパンでは明らかな違いを指し示すでしょう。
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