① 自分の性格とお金グセを知る
自分の今までのお金の使い方をふりかえってみましょう。おこづかい、お年玉に始まり、バイト代やお給料について。どんなふうに使ってきましたか?
過去の自分を責めるのではなく、自分のクセを知るためのふりかえりです。過去の失敗は自分の傾向。改善のヒントになりますから、向き合ってみましょう。
② 無理なくできるお金習慣を考える
続けられることでなくては意味がありません。貯金に関して挑戦してみたいと思ったことすべてに取り組むのではなく、本当に自分にできるのか考えてみてください。
例えば、「一食100円以下で作る節約メニュー」、「寝る前に全部の家電のコンセントを抜いて……」といった地道で手間のかかるコツコツ型の節約術を継続的に進められますか? 向いていないのなら、もっと大胆な部分での支出カットを考えたほうがいいでしょう。
③ 今の固定支出を疑ってみる
「これ、本当に必要な支出なのかな?」と自分に問いかけるクセをつけましょう。私たちは、便利さや横並びの価値観に知らず知らずのうちに慣れ親しんでいます。そのため、一見固定費と思われる支出(スマホ代やタバコなど)についても疑ってみましょう。そうすると、〝自分の価値観〟が形成されていくのです。
④ 貯金目標とお金以外の楽しめる行動目標も持つ
勘違いする方が多いのですが、お金だけで人生を有意義なものに変化させられるわけではありません。○○円貯めるといった数値目標も大切ですが、それ以外の行動目標も持ちましょう。やりたいことや夢が、よりお金を貯める原動力になります。
例えば半年に一度は旅行したいといった、自分をリフレッシュさせるための楽しみを掲げてみてください。そうすることで、あなたに輝きが出てきます。
貯まってきたら投資にチャレンジ!
⑤ 今、お金を貯められる環境なのか判断する
今、安心してお金を貯められる環境にありますか? リボ払いや、完済できない高金利の借金があったりするのでは、いくら節約しても貯金できません。毎月収支がトントンなのに、積み立て投資をするというのも同じです。収支は赤字、貯金で補填というやりくりが見えてきます。ザルで水をすくっているようなものですね。あせりは禁物です。
⑥ 期間設定と数字で自分を知る
実行期間は、90日。効果をあげるためには、一定で長すぎない期間を決めておくべきなのです。失敗のもととなる、「なんとかなる」という希望的観測と「お給料安いから仕方ないよ」というあきらめ精神からの脱却を図っていきましょう。そのためには、数字を利用します。
⑦90日間での成果をふりかえる
貯金プログラムを90日間やったら、ふりかえってみましょう。はじめに決めた目標の達成具合はどうでしたか? 当初思い描いていた理想と現実を数字によって「見える化」させたのです。終えたあとの感想を、自分の言葉で書きだすという作業もおすすめです。
⑧ 貯まってきたら、投資にもチャレンジ!
貯金ができるようになることは素晴らしいことですが、今は貯金だけではなかなかお金は増えません。将来のお金をつくるために、投資にもチャレンジを。つみたてNISAやiDeCoなら、貯金を積み立てていくように投資ができます。
8つのステップに従って進めるうちに、自然とお金を意識しながら生活できるようになります。
すると、必ず成果を感じ取れます。そうなれば、お金に関する基礎能力を身につけたという自信が持てます。自分の気持ちにレバレッジをかけることが近道であり、確実で揺るがない方法なのです。
この考え方を身につけることこそが、生涯の財産なのです。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら