「貯める力」が必要な理由
なぜ、今、「貯める力」なのでしょうか。
理由は2つあります。1つ目は「リスク対策」です。
ここのところ、スーパーではいつもの食品が値上げになり、気づけば光熱費も増え、物価高・インフレの時代になってきています。なのに、収入は増えないどころか手取りが減っている人さえいるでしょう。
そのうえ、海外の情勢不安やインフレで、この先どうなるかが読みづらい世の中です。物価は上がり、手取りは増えないのに、景気は不透明、家計が苦しい人が増えているといえます。
はじめて本書の元となる本を出した2009年当時は、リーマンショックの直後でした。世界的な金融危機に、当然のごとく日本も巻き込まれ、不景気となり、個人の生活にも大きな影響を及ぼしました。
今も同様に、世界的に景気が不透明な状況です。
こうした大きな危機のときは、お給料が減ったり、職を失ったりというリスクも増えてきます。
そんなときに貯金がないと、あわてたり、妥協したり、やりたいことをあきらめたり、さらには、騙されやすくなることもあります。
結局、収入がなくなったときに、乗り越えられるかどうかは、メンタルの強さなどもありますが、貯金があるかどうかも大きいのです。リスク対策として貯金は重要なのです。
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