最高クラスの年金がもらえる月給は幾ら以上か

9月から高給取りの人は年金負担額がジワリ増

「給与がかなり高い人」に限って保険料額が上がることに。将来の年金受給額への影響は?(写真: sakura/PIXTA)

50代になり、勤務先で役職に就いたり責任ある立場になったりして、給与が高くなった人もいるでしょう。ただ、毎月の給与から引かれる厚生年金保険料が2020年9月分より上がることになりました。今回は「給与がかなり高い人」に限って保険料額が上がるのです。

負担する保険料額が上がる分、将来の年金受給額にどれほど影響するかということも含めて、ここで詳しくお話ししましょう。

「標準報酬月額×保険料率」で決まる保険料

会社員として勤務していると厚生年金の被保険者、国民年金としては第2号被保険者となります。厚生年金被保険者は、厚生年金保険料が毎月の給与から控除され、2003年4月以降については総報酬制により、給与だけでなく夏・冬の賞与を受けるごとに賞与からも控除されることになっています。給与から引かれる保険料は「標準報酬月額×保険料率」で計算され、賞与から引かれる保険料は「標準賞与額×保険料率」で計算されます。

標準報酬月額というのは、毎月の給与など報酬の月額を基に算出されます。標準報酬月額の計算の基礎になる、その報酬の中には基本給のほか、家族手当、住宅手当、通勤手当など各種手当が含まれ、見舞金、結婚祝金などの臨時的なものは含まれないことになっています。3カ月を超える期間ごとに支払われる賞与については標準賞与額に含まれるため、標準報酬月額には含まれません。

標準賞与額は毎回受け取った賞与額の1000円未満を切り捨てた額となり、賞与の支払い1回につき150万円が標準賞与額の上限となります。

次ページ標準報酬月額の「等級」で保険料が上下する
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