就活生の親は「口を出さずにカネを出せ」

最も重要なことは就活資金を出すこと

(写真:KAORU / Imasia)
最近は、大学内で親向けの就職セミナーが開催されることが珍しくありません。親が子どもの就活に関与するのは当たり前のようになっています。
しかし、親世代と子ども世代では状況があまりにも異なります。最近の事情を知らない親のアドバイスが子どもの就活に悪影響を与えることは少なくありません。今回は就活生の親から寄せられた質問に回答します。

短期留学はPR材料にならない

Q1:「留学経験があると内定を取りやすい」と聞いたことがあります。私の娘は在学中に留学したので、就職に有利でしょうか。

留学にもいくつかパターンがあります。ご質問だけでは留学期間や内容がわからないのでなんとも言えません。日本の高校を卒業後に日本の大学に入学することなく直接海外の大学に入学し、きちんと卒業すれば就職に有利です。こうした人たちだけを対象にした合同企業説明会もあり、多くの有名企業が出展しています。

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一方、夏休みや春休みなどを利用して語学留学をしても、そのこと自体が就職に有利にはなりません。短期留学をする学生はとても多いのでまったく目立ちません。

1年以上の留学をしたとしても、短期留学同様、留学する人は多いので留学歴があること自体が自己PRの材料にはなりません。最近、若者の内向き志向が話題になりますが、 実態は違います。米国への留学生は減っていますが、ヨーロッパやアジアへの留学生は増加しています。

1980年代に日本人の海外留学生数は1万人台で推移しており、初めて2万人の大台に乗ったのは、バブル経済まっただ中の1989年でした。(1989年は2万2798人)。その後1990年代に急増し、2004年には8万2945人に達しました。その後減少に転じて2011年には5万7501人となりましたが、その後は6万人台を回復しています。現在の留学生数は1980年代に比べれば圧倒的に多いのです。

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