仕事がうまくいかない人に共通する口グセ 「謝る」ことで攻撃的な人を味方につけよう
「メールの返信が受信から6時間以上経ったら謝罪せよ」。これはコンサルタント会社マッキンゼーのルールだそうです。6時間以内に返答が基本。それを超えたら「謝罪」なのです。「すみません、遅くなりまして!」とつけるのです。
「非があるかどうか」が問題ではありません。それがわかり合う努力なのです。謝ることで仕事がうまくいくのであれば、積極的に謝っていくべきなのです。
人は努力をしなければ、わかり合えないもの
仕事は「人間関係が9割」といってもいいでしょう。多くの人が人間関係をよくするために苦労しています。でも人はわかり合えない。筆者は20代のときに、双子の兄弟がけんかをしているのを目撃して、人はわかり合えないことを悟りました。
生まれた年も星座占いも血液型も一緒。着ている服も好みも一緒。生まれた環境や親さえ一緒なのにわかり合えない。生まれた場所も性別も世代も違っている人たちが、わかり合えるはずがないですよね。
それでもわかり合いたいなら、わかり合う努力をしないといけないのです。努力しないとうまくいかないのです。
そのときに必要なのが「あいさつをする」「プレゼントを贈る」といったコミュニケーション。「謝る」こともその中のひとつです。1対1の関係だけじゃなく、たとえば会議に一緒に出席している人たちにも、「野呂くんが謝ったおかげで会議が泥沼にならなくて済んだよ」「長くなると思ったけど、野呂くんが謝ったから5分で終わったね」「よくあそこで頭下げたよね」と周囲の評価も上がります。
「謝る」ということは、相手を立てるということでもあります。マウンティングしてくる相手に対しては、謝ることで相手の「下」に立ちましょう。
普通は誰もが相手の上に立ちたいと思ってしまいます。そのほうがビジネスでも、プライベートでも優位に立てると考えるからでしょう。しかし、どちらが上に立つかを争っている関係は、よい関係とは言えません。それでも人は上に立ちたがる。だったらその傾向を利用していきましょう。
謝罪することで上下関係をあえてつくり、進んで上の席を譲ります。あえて、相手の下に立つのです。相手の下に立つというとネガティブに聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。
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