仕事がうまくいかない人に共通する口グセ 「謝る」ことで攻撃的な人を味方につけよう
下に立つメリットは、相手の気分をよくすることで、より良好な人間関係をつくれることです。仕事を発注してもらったり、よいアドバイスをもらったり、よい上下関係で得られるメリットは想像以上に大きいと言えるでしょう。
そんなときに言ってはいけない言葉があります。
「でも……」
「だって……」
「……だからしょうがない」
この「3D用語」は禁止です。言い訳はできない人のすることだということです。
責任転嫁にしかならないことをいってもあなたの評価を下げるだけ。下手をしたら、言い逃れしようとしているとか、相手が「自分のせいにしてきた」と誤解してしまうかもしれません。
謝れなかった自分を変えた、ある方からの一言
「ポストが赤いのもすべておまえのせいだ!」
これは以前ある経営者にいわれた言葉です。筆者は今でこそこうして、偉そうに「謝る」効能を書いていますが、実はかつて謝れない人間でした。
30歳前後で、放送作家の仕事も増え始め、いわゆる「調子に乗っていた」時期だったのです。自分がミスをした覚えもないのに、非を責められるとすぐに、「その案件は僕と関係ありません!」ときっぱり発注先にタテついていたのです。
そんなとき、お世話になっていた経営者にこの言葉を浴びせられました。その方は未熟な僕に、ことあるごとにアドバイスをくれた人です。
「男性でも爪は磨いたほうがいい」「美容院には2週間に1回行きなさい」など、成功のための法則を教えてくれたメンターのような存在だったのです。
そんな方から、「雨が降るのも、ポストが赤いのも全部おまえのせい。そのつもりで世の中、生きていけば必ずいつか出世できるから」と言われ、筆者は衝撃を受けたのでした。
筆者の昔からの付き合いの人たちは、「最近はすっかり腰が低い人になりましたね」と言ってくれます。「わかり合う努力はしたほうがいい」と思えるようになったからかもしれません。わかり合いたいと思うから、今日も僕は「ごめんなさい」と謝っています。
実際に謝るようになって感じるのは、謝るほうが人生は楽しくなるということです。人間関係がうまくいくと、仕事もうまくいきます。謝り方を身につけると、人生が変わるのです。
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