中1から不登校5年の母が気づいた「最大の失敗」 自分自身を見つめ,行動を改め、親子関係は激変した
冷静に考えると心の問題は、ケガを治すように、「1カ月もしたら治りますよ」と言えるものではありません。
そう思うと当然な対応だと思うのですが、孤独と絶望を感じることも、私にとっては事実でした。
不登校ママ初心者マークの私は失敗だらけ
「学校は嫌でも行くもの」と思っている私にとって、娘の様子を見ていると、嫌なことから逃げているとしか見えませんでした。
「今、ここで楽なほうに流れると、この子はずっと、こうして生きてしまう!」
そう思いました。
私は、毎朝娘を叩き起こし、学校に行かない時は、「なぜ学校に行けないのか?」と問い正しました。引きずってでも、学校に行かせようとする日々が続きましたが、娘はテコでも動きません。
昼になるとゲーム・YouTube三昧です。
こんな生活をしていると、娘は堕落すると思い、私は、スマホやゲームの時間を制限しました。
しかし、いくら時間を制限しても娘は約束を守りません。ロックをかけても解除してイタチごっこです。
家にいて勉強をいっさいしない娘に
「学校に行かないのであれば、学校の時間割と同じように家で勉強したら?」
と私は言いましたが、勉強や学校の話をすると、娘の顔色が変わります。
そんな時、学校の先生から、
「勉強が遅れるとますます学校から遠のいてしまう。」
と言われ、私は混乱しました。
私は、「何とかしなければ!」と思い、「学校に行かなければならない理由」を娘にわからせようとしました。
私に追い込まれた娘は、私を拒絶し、ますます引きこもり、状況は悪化するばかりでした。
娘が不登校になって私は、過干渉という言葉を初めて知りました。
子どものやることに先回りし、「〇〇しないとダメでしょ」とあれこれ言う子育ては、「〇〇できない自分はダメなんだ」と子どもが思うようになるので不登校になりやすいというのです。
それを知った時、私はショックでした。
「私の子育てが悪かったから娘は不登校になったというの!?」
そう思いました。
不登校の親の辛さはなった人しかわかりません。出口が見えないトンネルの中にずっといる恐怖や不安は言葉にできないものがあります。
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