分離型のメリットはほかにもある。従来のMagic Keyboardは、装着するとキーボードがiPad本体の前に出てしまうため、動画などを見る際に視界にちらついてしまうのが難点だった。これに対し、第10世代iPad用のMagic Keyboard Folioは、キーボードだけを外すことが可能。動画を視聴する際は、背面ケースだけをつけ、机やテーブルに立てかけることができる。分離型になったことで、より柔軟な使い方が可能になったというわけだ。
![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/b/4/570/img_b4b977ed9e6e0761e26b8a3d5c169ef5205511.jpg)
サードパーティ製の選択肢も
iPadで文章を作成するには必携と言えるMagic Keyboard Folioだが、昨今の円安ドル高な為替相場も相まって、価格が高めなのが難点。64GBの第10世代iPadが6万8800円なのに対し、Magic Keyboard Folioは3万8800円と、かなり値が張る。本体と合わせて購入すると、合計金額は10万円を超えてしまう。どこまでiPadを使うかにもよるが、気軽には手が出せない金額だ。
とは言え、キーボード入力だけなら、必ずしもMagic Keyboard Folioを購入する必要はない。Bluetoothキーボードに対応しているからだ。Macなどでも使えるMagic Keyboardの場合、価格は1万3880円。Logicoolの「Keys-to-Go Ultra Slim Keyboard」は1万2200円で、いずれもアップルストアで購入できる。後者にはスタンドも付属するため、これだけでキーボード入力が可能だ。
また、iPadOS 16.1では、これまでUS配列として認識されてしまっていたサードパーティ製キーボードの設定を、JIS配列に変更できるようになった。キーボードを接続した状態で、「設定」の「一般」にある「ハードウェアキーボード」をタップし、「Keyboard Type」を「JIS」に変更することで、刻印どおりにタイピングできるようになる。選択できるキーボードの幅が広がったため、Magic Keyboard Folioは予算オーバーという人は、サードパーティ製のものを探してみてもいいだろう。
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