唐揚げも、時間が経ってもヘタリの少ない惣菜です。これは天ぷらと違って、衣が薄いので、ヘタリが気にならないためです。
唐揚げは生の鶏肉を切って揚げて店内調理をするところと、仕入れ品を使っているところがあります。
仕入れの場合は「日本人の体を壊す『隠れ油とりすぎ』の深刻問題」で説明しているように、「プレフライ」といって、色のつかない程度に軽く揚げて冷凍した状態で仕入れ、店内のフライヤーで揚げて出すことが多いと思います。
一度油で揚げておくことで「油の被膜」ができて、「冷凍による劣化」を防ぐことができるため、輸入や長期の冷凍保管が可能になるのです。また、「プレフライ」することで、調理の手間も減らすことができます。
「唐揚げ粉」にも「添加物」が大活躍
どちらにしても、業務用の唐揚げは「プレミックス」という「唐揚げ粉」を使うのが一般的です。
このプレミックスには「乳化剤」「増粘剤」「膨張剤」「リン酸塩」などの添加物が入っていることが一般的です。
「リン酸塩」→味をしみ込ませる
「増粘剤」→調味料をしっかり鶏肉に絡ませる
「膨張剤」→食感を軽くサクッと感を出す
上記の添加物は一般的によく使われており、そのほか「化学調味料」はものによって入っていたり入っていなかったりします。
これらの「添加物の働き」によって、失敗のない、完成度の高い唐揚げができるのです。
「平気で『スーパーの残念3大NG惣菜』買う人の盲点」で述べた「冷凍焼き鳥」と違って、ブラジル産の水っぽい鶏肉でも「それなりにおいしいもの」が出来上がります。
「プレミックス」はメーカーによって味に違いはあるけれど、人気の惣菜だけあって、どこもそれぞれに「添加物」を駆使しながら「工夫」をしています。だから、ハズレが少ないのです。
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