この記事では「失敗の少ない惣菜」を挙げましたが、私は決して「市販の惣菜」を積極的におすすめしているわけではありません。
「『食品の裏側』が70万部のベストセラーになり、『食の安全』や『添加物』と言うけれど、安部司自身は何を食べているのか」とよく尋ねられますが、家では、いたって普通の和食を食べています。
「市販の惣菜や弁当」は、仕事では食べたり、試食をしたりすることもありますが、自ら積極的に買い求めることはありません。
時間がなくても、家で簡単なものを手作りして食べています。
それができるのは「安部ごはん」でも紹介している「5つの魔法の調味料」のつくりおきがあるからです。
もっと5~10分の「簡単✕絶品手作り」を知り、楽しもう
「市販の惣菜」を買う人は「時間がないから買う」というケースが多いと思います。でも「魔法の調味料」さえあれば、5分、10分で調理が完成する料理は、じつにたくさんあります。
そして、5分でつくったものであっても「手作りしたもの」は「市販の惣菜」をはるかに超えるおいしさがあると私は思います。
そもそも「ほとんどの料理は『できたて』がいちばんおいしい」という「当たり前のこと」を、「市販の惣菜」を買う際にはぜひ思い出してほしいのです。
「おいしい惣菜をどうやって選ぶか」という視点ももちろんいいのですが、それ以上に「簡単なレシピ」はいくらでもあるから、「簡単なプロの手抜きレシピ」を知って、料理をもっと楽しみ、自宅で「おいしい手抜き料理」を楽しんでほしいというのが私の切なる願いです。
今回挙げた「フライ」も「唐揚げ」も、そして寿司だって、家でつくることができます。「寿司なんて無理!」と思うかもしれませんが、いつも料理をしないお父さんなんかが、休日に「1日寿司屋」をやってみたら楽しいのではないでしょうか。
私が15年かけて開発した「安部ごはん」には、「混ぜ寿司」のレシピもあります。
「寿司酢」なんてわざわざ買わなくても、「魔法の調味料」の「甘酢」に塩を入れるだけで、簡単に自宅でつくれて、「節約」にもなります。
いい刺身を買ってきて、ちらし寿司にしたり、見よう見まねで握ってみたりするだけで十分おいしいものができるし、なにより家族が喜ぶはずです。
それ以外に、「鯛茶漬け」や「牛丼」「親子丼」など「5分でできるレシピ」も、たくさん紹介しています。
「とくに難しく考えなくても、簡単にできる料理」は「工夫次第」でいくらでもあるのを知ってほしくて「安部ごはん」を開発しました。
「市販の惣菜」も、「選んで買えば」もちろんハズレが少ないものもあります。しかし、そこには「添加物の力」が働いていたり「意外に高くつく」など、さまざまな「落とし穴」が潜んでいるのも事実です。
「平気で『おにぎり』を買う人が知らない残念な真実」でも解説したことですが、惣菜は結局、「手間賃産業」であり、食材以上に「手間賃」にお金を払っているのです。
私としては、「市販の惣菜」はたまに取り入れる程度にして、できるだけ手作りを増やして、「料理の楽しさ」「できたてのおいしさ」「節約になる」という3つのメリットを、もっと多くの人に実感してほしい、そしてその過程で「家族の会話」が増えたり「家族団らん」につながったりすることを、心から願っています。
料理には「おいしさ」はもちろん、そういう「人を幸せにする力」があると私は信じています。
(前回の記事:平気で「スーパーの残念3大NG惣菜」買う人の盲点)
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