なぜか英語のときだけ「コミュ障」になる人の欠点 間違いをあまり気にしないようにするといい

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そしてもう1つの間違いであるエラーは、自分では気づけないものを指します。例えば、単語の使い方や意味を間違って理解していた場合などは、こちらに分類されます。エラーの場合には、誰かに指摘してもらう以外には、間違いに気づく方法はほぼありません。

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つまり、ミステイクは無意識に行われていることですから仕方のないものであり、エラーに関しても、正しく理解できていないのだからやはり仕方のないものなのです。

ですから、会話中に「間違えないようにしよう」と思うこと自体が無駄な努力であり、逆にスムーズなコミュニケーションを阻害してしまう─という危険性をぜひ知っておいてください。

もし、無意識にも間違えることなく英語を使えるようになりたければ、そのような練習を徹底するしかありません。しかし、それでも間違いを完全になくすことはできないでしょう。

また、エラーに関しても、誰かに指摘してもらわない限りなかなか気づけませんから、人前で英語を使うことこそが上達の道なのです。ですから、シンプルな結論は、間違いを恐れずにどんどん英語を使いましょう─ということになります。

少しくらい間違っていてもOK

なお、世の中には「こういう英語は通じない/失礼になる」といった情報がよくありますが、それは中級~上級者向けのもの。初級者がまず考えるべきなのは、少しくらい間違っていても相手に通じさせることです。

【処方箋】
間違いは仕方のないものであり、恐れるのは無駄なことだと心に刻みましょう。その上で、違っていたところを修正していくことで、上達を手に入れていってください。
[ 参考書籍 ]
●『本当はちゃんと通じてる!日本人エイゴ』(アルク)
カン・アンドリュー・ハシモト著
こういう英語は「通じない/間違い/誤解される/笑われる/怒られる」…などと主張する情報が多い中、これはその真逆をいく名著です。日本人が言いがちなさまざまな英語表現に関して、72 人のネイティブに聞き取り調査をした結果を示してくれます。その結果を見ると、余計な心配をしすぎだったことが分かるでしょう。
西澤 ロイ イングリッシュ・ドクター

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にしざわ ろい / Roi Nishizawa

1977年、北海道生まれ、千葉県在住。獨協大学英語学科卒業。中高6年間は受験英語のため全くしゃべれなかったが、大学で言語学に出あうことで従来の暗記型学習の間違いを痛感。英語学習のやり方を根本から見直したところ、3カ月で話せるように変身。その後、脳科学や心理学も取り入れ、英語流の「発想」や「考え方」をさらに研究、実践することで、大人だからこそ上達する独自のメソッドを確立する。企業研修、英語講座、英語学習相談、独自教材などを通じて、7000人を超える英語学習者に劇的な効果を促している。

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