なぜか英語のときだけ「コミュ障」になる人の欠点 間違いをあまり気にしないようにするといい

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まず日本語では、主語を頻繁に省略する上、動詞が登場するのは文の一番最後です。しかし英語では、主語と動詞を真っ先に言わなければなりません。また、動詞の後ろにも、日本語とは大きく異なる語順のルール(≒文型)に従って、単語を並べていく必要があります。

しかし、英語の語順をあまり意識することなく、英文を丸ごとただ暗記してしまう人が少なくありません。先生の後に続いてリピート練習をする際に、深く考えることなく、テキストに書かれた英文をただ読み上げてしまっていた人も大勢いることでしょう。

また、与えられた単語を並べ替える英作文問題(下記参照)が出てきた時に、適当な順番でいろいろと並べてみて「なんとなくこれっぽい」と思えるものを解答していた人もいるはずです。

並べ替え英作文の問題例
例:私は彼女に花をあげた。(gave / flowers / I / her / .)

語順を意識して単語を並べる練習をする

英語がスラスラと口から出てくるようになるためには、英文を組み立てる筋肉が欠かせません。それを強化するためには、語順を意識して単語を並べていく練習から行ないましょう。最初は時間をかけて、ゆっくり考えながらで構いません。

例えば「I gave her flowers.」という英文であれば、まずは「I(私が)gave(与えた)」で始めます。「人にモノをあげる」と言う際には、giveの後ろに2つの名詞を「人」「モノ」の順番に並べます(SVOO)。

ですから先に「彼女に」に当たるherを言い、その後にflowersが来る─という風に、語順を考えながら単語を並べていきましょう。練習を繰り返すことで次第に、いちいち考えなくても英語の語順で単語を並べて、素早く英文が作れるようになっていきます。

そして、英文を組み立てる筋肉と同時にもう1つ必要なのが、単語やフレーズがパッと思い出せる瞬発力です。特に、文頭に使われる定番のフレーズがパッと言えると、よりスムーズな発話がやりやすくなります。

文頭に使われる定番フレーズの例
● I want to...(私は…したいです)
● I was able to...(私は…できました)
※couldは基本的に「できた」という意味では使いません
● Why don't you...?(…してはいかがですか?)
● Would you mind(-ing)...?(…していただけませんか?)
● I'd be happy to...(喜んで…いたします)
● It's not that...(…というわけではありません)
● I hate to say this, but...(こんなことは言いたくないのですが…)
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