「スプラトゥーン3」過去最高の売れ行きに納得の訳 発売3日で国内345万本、魅力は対戦だけじゃない

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スプラトゥーン3の画面
Nintendo Switch向けソフトの発売後3日間の国内販売本数として、過去最高を記録した「スプラトゥーン3」(画像は任天堂公式サイトより)
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2022年9月9日に発売された『スプラトゥーン3』は、発売後3日間で日本国内の売り上げが345万本を突破している。これは驚異的なスピードで、Nintendo Switch向けソフトの発売後3日間の国内販売本数として、過去最高の記録となる。

筆者も実際に『スプラトゥーン3』を楽しんでいるのだが、確かに人気が出るのもわかる出来栄えである。とくに驚いたのが「対戦以外の要素の充実」だ。

「スプラトゥーン」シリーズは、イカやタコたちがインクを塗り合って戦う対戦アクションシューティングゲームである。つまり、対戦要素がメインなのに、『スプラトゥーン3』はそれ以外の要素も充実しているわけだ。これは一見するとおかしな話なのだが、それこそが本作のスゴさのひとつであるのは間違いない。

対戦のストレスを嫌うプレーヤーもいる

プレーヤーは街中にインクを塗りまくる(画像は任天堂公式サイトより)

当然ながら、対戦ゲームは誰かと戦うのが醍醐味である。格闘ゲームなども同じく、1人で遊ぶモードより対戦モードのほうに注力するのが当然だ。

しかし、より多くの人に楽しんでもらうことを考えると話は変わってくる。対戦ゲームは勝ち負けが決まる真剣勝負を行うため、そのストレスを嫌うプレーヤーも出てくる。

とはいえ、そうだとしてもそのゲームのキャラクターや世界設定が好きだというケースもあり、「対戦ゲームが気になるけどあまり対戦をしたくない」という層は、実はかなり多いと考えられる。ゆえに1人用モードなどが充実しているとより多くのプレーヤーを取り込めるわけだが、しかしそうなると対戦部分がおろそかになってしまう。

一方、『スプラトゥーン3』は過去作で対戦の基礎を仕上げていたため、それ以外の横の広がりをしっかり作り込むことに成功したのだろう。

次ページ1人用モードがかなり充実している
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