「スプラトゥーン3」過去最高の売れ行きに納得の訳 発売3日で国内345万本、魅力は対戦だけじゃない

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メインストーリーも充実している(画像は任天堂公式サイトより)

さて、ここからは対戦以外の各要素について見ていこう。まずは本作のメインストーリーであり、はじめてのプレーヤーの練習にもなる「ヒーローモード」だ。

前回の記事(『ついに発売「スプラトゥーン3」が期待しかない訳』)で書いたように、「スプラトゥーン」シリーズはストーリーも重要である。この世界では人類が滅んでおり、その後になぜかイカやタコといった海洋生物が地上を支配するようになった。

『スプラトゥーン3』はこの世界の秘密に迫るストーリーが展開されるわけで、物語としてもかなり重要な存在になっているわけだ。しかも、1人用モードとしてもなかなかよくできている。

対戦ゲームの1人用モードはチュートリアル(プレーヤーにゲームの流れや遊び方を教える入門部分)になるケースもあり、そうなると慣れたプレーヤーには不要なものになってしまう。しかし『スプラトゥーン3』では、任意で遊ぶステージを選べるほか、自分で難易度を調整できるシステムを採用し、初心者から上級者まで楽しめるような作りになっている。

初心者には対戦に挑戦する前の練習になり、上級者には腕試しの場になり、かつストーリーも盛り上がる。1人用モードとしてはかなり充実しているといえるだろう。

仲間とシャケ狩りのバイトをする「サーモンラン」

「サーモンラン」は、最大4人のプレーヤーで協力してシャケを狩るアルバイトに挑むモードだ。シャケはプレーヤーではなくコンピューターが操作するので、気軽に挑める内容になっている。

サーモンランの画面
シャケを狩るサーモンラン(画像は任天堂公式サイトより)

サーモンランは前作から登場したモードだが、今回はさまざまなイベントが追加されている。アルバイト終了時に怪獣のような「オカシラシャケ」が登場するなど、楽しいアクシデントが押し寄せてくるのだ。

このモードは単純にパワーアップしているので遊びごたえがあるし、アルバイトなので報酬を獲得できるのも嬉しい。報酬としては、対戦モードで使える衣装やお金などが用意されており、それらが飾り付け要素(詳しくは後述)を楽しむために重要になってくるため、自然とさまざまなモードを遊ぶための導線にもなっている。

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