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日本の若手と上司が「敬遠しあう」根本的な理由 キャラクター設定ができない人は損をしている

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人を褒めることも、特別な時にしかしないと決めていたりしますよね。日頃から褒めてあげればいいのに、必要のない、変なイメージにとらわれて支配されている人が多い。結果的に、無言の怖い顔の上司を演じてしまうわけです。

みんな自己プロデュースがすごく下手だなと思いますね。職場で誰かと話す時に、自分がどんな顔をしているかをわかっていない人ばかりです。

芸人は、舞台に立ちますから、「他者から自分がどう見られているか」を認識して、ある程度デザインしています。「こういう発言をするから、こんなキャラクター設定にしていこう」と。

しかし、企業では、誰もそれを考えない。しかも、上司には、苦虫を嚙み潰したようなキャラクターしかいないというわけです。

「苦虫おじさん」の自覚がない

苦虫を噛み潰したような顔をしている「苦虫おじさん」は、努力すれば面白くなれますが、そのままでは慕われる人間にはなれないと言ってもいいと思います。

苦虫おじさんが、なぜ苦虫おじさんなのかは、自分がそうであると客観視できていないことに原因があります。むしろ、自分が「陽気おじさん」だと思っている可能性すらありますよね。

自己分析で重要なのは、自分が気づいていないが、他者が気づいている盲点の存在です。それを、自分も他者も気づいている状態に持っていくには、フィードバックが必要です。「あなたは苦虫おじさんですよ」と言われるしかない。

弊社では、自己客観視、自己プロデュースの講座をやってきましたが、無意識に出ている自分の共通認識、つまり「フリ」を認識してからボケなければ、何を言ってもウケないものなのです。

同じく、自分が怖いと思われているのに、「みんなと話したいから飲みに行こう」と言っても、みんなの顔がこわばるだけです。

僕は、上司は、いじられたほうがいいと思っています。尊敬されるより、とにかく愛されておもちゃにされる人、それが今後のリーダーにふさわしいのではと考えています。

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【「かわいがられる部下」は今や貴重な存在】

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