ついに発売「スプラトゥーン3」が期待しかない訳 9月9日発売、大人も子供も熱狂する4つの理由
なぜ初代『スプラトゥーン』は銃を撃つゲームを楽しませることに成功したのか。 これにはいくつか理由があり、最も重要なのはキャッチーなキャラクターだと考えられる。
「スプラトゥーン」シリーズの主人公は、インク生命体であるイカ(正式名称「インクリング」)である。そしてイカがスミを吐くかのように水鉄砲でインクを塗って、街中を汚しまくるバトルを繰り広げるのだ。
銃を撃つゲームは生き物を殺したりするケースが多く、どうしても血生臭くなりやすい。しかし「イカがインクを発射する」という設定ならばかなりマイルドだし、突飛でありながらも納得できるわけだ。イカが使う武器も銃型のものだけでなくバケツや筆などより身近なものもあり、街中を汚すというちょっとした背徳感もある。
「スプラトゥーン」というタイトルも秀逸
また、タイトルも秀逸である。「スプラトゥーン」には、バチャバチャと水を跳ね飛ばす「splatter」という意味や、マンガ的表現という意味合いの「toon」が含まれており、きちんと名が体を表しつつ特徴的なネーミングになっている。
シューターは間違いなくおもしろいゲームジャンルだが、日本人にはとっつきにくい側面もあった。それをポップなグラフィックや突飛な設定で取り払ったのが「スプラトゥーン」シリーズのとくに秀逸な部分なわけだ。
さらに、イカたちの世界もしっかりと作り込まれている。ファッションとしてストリート文化を取り込んだり、造船場や美術大学などの日常に隣接した場所が対戦ステージになっていたりと、対戦ゲームとしてだけでなくキャラクターや世界観でも人気を集めることに成功している。
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