発売から丸28年「MOTHER2」今も愛され続ける訳 Switchでプレー可能、木村拓哉のCMも当時話題に

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画像は任天堂公式サイトより

『MOTHER2 ギーグの逆襲』の主人公は「ネス」と呼ばれる少年。彼は生まれたときから超能力を使うことができる特別な少年でしたが、本格的に覚醒するのはある事件が起きてからでした。

ある日、ネスの住む町に隕石が降ってきます。好奇心旺盛な彼は、隣に住む少年「ポーキー」と一緒にそれを見に行き、なんと「ブンブーン」というカブトムシのような未来人と遭遇します。

未来の世界は「ギーグ」によって侵略されているのですが、実はその危機を救うことができる少年たちが存在する。その1人がネスであるとブンブーンは告げ、田舎町の少年の世界を救う冒険がはじまるのです。

『MOTHER2 ギーグの逆襲』はいまから見ると極めてシンプルなRPGです(シンボルエンカウント方式やドラムロール式のHPは特徴的でしたが、いまからするとふつうといえます)。コマンドを選択して敵と戦い、オネット、ツーソン、スリークとさまざまな町を冒険しながら、8つの「おまえの場所」を目指していきます。

登場する敵キャラクターも超ユニーク

本作はなんといっても独特の世界が面白いです。例えばゴミ箱からハンバーガーを拾ったりできますし、周囲のタコを消すという謎の発明品「タコけしマシン」がキーアイテムだったりします。

敵キャラクターもユニーク。序盤はゲームセンターを占拠するシャーク団と戦い、そのリーダーである「フランクさま」と対決したりします。確かに昔は、ゲームセンターに不良のような人がたくさんいましたね。

ギーグの悪影響によって悪に染まった「ガミガミレディ」や「きままなにいさん」をこらしめたり、バトルしているのに自分の立場を考え込んで何もできなくなってしまう「オレナンカドーセ」という敵がいたり、臭いゲップを吐きかけてこちらを攻撃してくる「ゲップー」がボスとして立ちはだかったりと、とにかく敵も印象的なキャラクターばかりでした。

画像は任天堂公式サイトより
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