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キャリア・教育 #ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?

夏休み終了間際「勉強しない子」に試したい超基本 子どものやる気を引き出す10のメソッド【後編】

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  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家
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塾などでこうした話をすると、割と子どもたちは素直に聞いています。ただ親が子どもに伝えるときは、素直に聞かないことがあるので、「〜らしいよ」という伝聞形で話をすると耳を傾けやすくなります。

(8)勉強する場所と時間を調べる

子どもは勉強を、いつ、どこでしているでしょうか。子ども部屋、リビングルームが一般的だと思いますが、大人もそうであるように、気が乗る場所と時間帯があるものです。

リビング学習が効果的と聞いてやらせているといる親もいるかもしれませんが、誰にでもあてはまるはずはなく、実際に試してみないとわかりません。

集中しやすい時間帯や場所は科目で異なる場合も

朝ご飯前に勉強する子、学校から帰ってきてからすぐやる子、おやつを食べてからやる子、夕ご飯前がいい子、夜が集中できる子など、時間帯ひとつとっても異なります。

科目によっても「算数は朝、国語は夜がいい」という子もいます。ですから親がいいと考える時間がその子にとって適切であるとは限りません。

また、場所も自分の部屋がいい子、リビングがいい子(リビングのどの席がよいか)、図書館がいい子など、場所にも向き不向きがあります。

一度、お子さんが勉強に集中できる場所と時間を調べてみてください。条件を変えて勉強させるので、時間の無駄にもなりません。

(9)人に教える場を作る

「人は教える立場になると、教えられた人よりも学ぶことができる。これは真実です。教えられる立場のときは受け身になりがちですが、教えているときは前向きで主体的になりやすいからです。

筆者がかつて、数学が苦手な中3と中1の子を呼んで指導していたとき、次のような事があり、驚いたことがあります。

筆者が手が離せないことがあり、数学ができない中3生に、中1生に解き方を教えるよう頼みました。すると、それまで嫌々数学をやっていた中3生は、まるで先生のような顔つきと話し方で数学を教えていたのです。

そして、それをきっかけに楽しそうに数学をやるようになり、メキメキできるようになったのでした。これまでは、イヤイヤやらされていた数学が、自分が教える立場になったことで、がらっと変わったと彼は後に語ってくれました。

このようなことは一度二度ならず、何度も起こったため、筆者は、子どもたちにあえて人に教える場を作るようにしてきました。

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【家庭で行う場合】

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