間寛平73歳「引退を翻意させた妻からの言葉」 吉本新喜劇GM就任と今後の人生を語る【前編】

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間寛平さんの芸能生活を妻の光代さんが支え続けた(撮影:尾形文繁)
2020年に芸能生活50周年を迎えた芸人・間寛平さん。その翌年に周年記念全国ツアーを開催し、今年2月にはかつて自身の芸人人生のスタート地点となった吉本新喜劇のゼネラルマネージャー(GM)に就任。73歳になるいまも変わらず芸能界の第一線で精力的に活動を続ける。
そんな寛平さんの長きにわたる活躍の裏には、妻・光代さんの存在がある。20歳で寛平さんと結婚した光代さんは、私生活だけでなく仕事の面でも夫を支え、つねに2人で寄り添いあって前へ進んできた。50周年で引退を決意していた寛平さんを翻意させたのも光代さんの言葉であり、その存在は寛平さんにとって人生のよりどころになっている。

引退発表を決意していた

――コロナ禍の2020年10月に芸能生活50周年を迎え、翌年にコロナで延期されていた周年記念全国ツアー「芸能生活50周年+1」を開催。今年2月には吉本新喜劇GMに就任されました。50周年から新たな一歩を踏み出しています。

北野武師匠、明石家さんまちゃんとか大御所だけでなく、60歳近いダウンタウンの松本人志にしても、引退について話すとすぐネットニュースになったりしています。みんなそれぞれ考えていると思うんですけど、僕は2020年の50周年を区切りにして引退するつもりだったんです。

70歳を過ぎましたし、芸能界にしがみついているのも生き方として違う。苦労させてきた嫁をゆっくりさせたいし、もうそろそろのんびり暮らしたいなあと思って。嫁にそれを話したら、あんたもがんばってきたもんな、あんたはほんま会社に大事にしてもらったなって言ってくれて、引退する気持ちを固めました。

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