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美容ブランドの常識をぶち壊した彼女の逆転人生 コンプレックスを抱えていたからこそ成しとげた

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いつも資金不足だったため、できる仕事はなんでも自分たちでやったと彼女は当時を振り返っている。初めてのホームページを立ち上げる作業を引き受けたパートナーが『バカでも分かるHTML』という分厚い本を買ってきたなどというエピソードを目にすると、思わず笑ってしまうかもしれない。

だが、そんなことも含め、ここで明かされている数々の出来事は、起業しはじめた人、あるいはこれから起業しようとしている人に大きく役立つことだろう。いや、それだけではない。「人生」という観点から見ても学ぶことは多いだけに、すべての生きる人に勇気を与えてくれるかもしれない。

<私は酒さに対する見方を変えた。酒さに対する不安から、自分の温度を上げて、自分に与えられた贈り物だと信じられるようになったのだ。私は、本当に、心から、100%、私の酒さは美しいと信じている。私の酒さは、他者に勇気を与える贈り物だと信じられるようになったのだ。自分の酒さに対する思い込みを変え、自分の美しさへ向けるまなざしを変えてほしいと女性たちに促したことで、私の人生は一変した。(413ページより)>

きれいごとばかりではどうにもならない

もちろん、成功に至るまでの道のりは非常に過酷なもので、440ページものボリュームを費やして明かされるそのプロセスは非常に泥くさくもある。しかし、たとえ美しさを追求することが目的である美容品業界であったとしても、人間としてそこで生きていくためにはきれいごとばかりではどうにもならない。

そういう意味において本書は、とても人間味にあふれた1冊であるといえる。

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