ずっと品薄、「地球グミ」が若者に売れまくる背景 Z世代のトレンドランキングで常にランクイン
こうした動画を見て、インパクトのあるビジュアルと食感に関心を持つZ世代が多かったことが、大流行した理由の1つとして考えられます。ASMR動画で食感に興味を持ったり、中の真っ赤なソースを見て、「私も買ってみたい!」「食べてみたい!」と思う人が増えたようです。
また動画配信サービスのTikTokでは、「口で地球グミのパッケージを割る」動画がバズり、それを真似したいと思ったZ世代が多かったことも、地球グミが流行するきっかけとなったようです。
一方で韓国のSNSで流行し始めた当初は、地球グミは日本にはまだ輸入されておらず、希少性が高かったこともさらなる人気を呼びました。輸入されてからも販売数が少なかったため、希少性が低くなることはなく、ますます人気が高まっていき、一時期は入手困難にさえなっていました。
YouTubeやTikTokでは、地球グミを食べる動画だけではなく、巨大地球グミや、地球グミを使ったロールアイスを作るなど、多くのアレンジ動画が投稿されています。このように、Z世代は既存の商品をアレンジして、オリジナル、かつユニークなものを作ることを得意としています。
地球グミだけではなく、ほかにもZ世代ではやっている食べ物を使ったアレンジの一例をご紹介します。
Z世代の間でほかにも流行するアレンジ
・お菓子じょうろ
読者のみなさんも小さいころに「ゾウさんジョウロ」を使った記憶があるのではないでしょうか。
大人になってからはほとんど見ることがなくなるこのジョウロ。Z世代はリボンやつけまつげ、お菓子などでデコり、お菓子ボックスとして友達にプレゼントしているようです。
・パンダケーキ
こちらは100円ショップで売られている容器にケーキ、生クリーム、さくさくぱんだというパンダの形をしたビスケットのお菓子などを入れるアレンジケーキです。
さくさくぱんだは、1996年に発売され、2022年に発売25周年を迎えた歴史の長いお菓子。2021年には漫画『呪術廻戦』とのコラボや、期間限定の商品も多数出しており、Z世代の間でも非常に人気があります。
そんなさくさくぱんだを使ったパンダケーキは、コスパも良く、簡単に作ることができ、何より見た目がかわいいという理由から、真似をして作る人が増えています。
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