「リアルでも会いたい」と思われる好感度UPのコツ オンラインの出会いをそのままで終わらせない

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オンラインだけでなく、リアルでも会いたい。そう思ってもらえるコツを紹介しましょう(写真:USSIE/PIXTA)
ビジネスでも、学びの場でも、「オンラインが日常」という人が増えています。けれどもオンラインでは、いまだに「今ひとつ勝手の違いに慣れない」「うまく伝わっているのか、どうも自信がない」「商談が難しくなった」といった悩みを抱えている人が少なくありません。「オンラインコミュニケーションで好印象を与える方法」は、皆が知りたいところでしょう。
放送メディアで活躍し、コミュニケーションコンサルティング事業を展開する竹本アイラさんの著書『オンラインでは目を見て話すな』には、「オンラインで好印象を与える・成績を伸ばす」ヒントが満載です。本稿では基本的な「オンラインコミュニケーションのコツ」を3回にわたって紹介します。
第3回は「リアルでも会いたいと思われるために」。オンラインでの出会いを大きく発展させるためのコツです。

オンラインは便利です。合理的なので生産性も高いといえるでしょう。それでも、親密な人間関係を作るには「直接会う」ほうが効果的です。

オンラインでは「好きな食べ物は?」という軽い話題でも、なぜか職務質問のように堅苦しくなりがちです。くだらないダジャレも、リアルでは笑って流してもらえたのに、オンラインでは場が凍ってしまったという経験はありませんか?

一緒にご飯を食べながら交わす「私、これ好きなんですよ」「あ、僕も!」などというたわいない雑談で、人間関係は構築されていくものです。お互いの人柄がわかり、親密になります。悩みごとが共有できれば、配慮し合うこともできます。そういうことの積み重ねで、信頼や絆が築かれていきます。そして、その信頼や絆が重要な局面でモノを言うのです。

ですから、親しくなりたい人や、自分を重要な存在だと認めてほしい人には、「実際に会って話したい!」と思わせることを目指してください。

どうすればリアルで会えるのか?

では、どうすれば「この人とはオンラインだけでなく、直接会って話したい」と思ってもらえるのでしょうか? 良い人間関係を築くために必要なのは信頼ですが、信頼を得るには「この人は私をだましたり危害を加えたりしない」という安心感が必要です。そのベースの上にコミュニケーションを重ねていくことで、信頼関係が築けます。

オンラインで相手から「安心してもらう」「信頼してもらう」、自分の「好感度を上げる」ためのコツを紹介しましょう。

オンラインに入る前の「準備」をないがしろにしてはいけません。

□インターネット環境をチェックする
 ・電波をさえぎるものがないか?
 ・Wi-Fiの下りスピードが10〜20Mbpsあるか?
□映り方をチェックする(※Zoomを起動し「新規ミーティング」を選べば、自分が映り、チェックできます)
 ・部屋は十分に明るいか? 逆光になっていないか?
 ・リングライトなど、顔回りの撮影にふさわしいライトはあるか?
 ・背景に映って困るものはないか?
 ・生活感のにじみ出る、散らかった背景になっていないか?
 ・バーチャル背景の画像内容は適切か?
 ・髪、服装、メイクは清潔感があり、好印象を与えるか?

準備万端整ったら、いざオンラインに臨みましょう。

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