横山剣「想像していなかった」60代で知った楽しさ 若い頃は28~32歳くらいを大人と思っていた
──1980年代当時、「大人」ってどんなイメージでしたか?
横山:20代前半までは、28〜32歳くらいを「大人」と想定していたので、そこから先は「異次元」でした。ゆえに、60歳過ぎなんて想像していなかったというか。興味の範囲外でしたね。年齢を重ねていくうちにそれが楽しいってことかもって思うようになって、62歳の今があるって感じです。
横山さんのおしゃれなファッションの歴史
──1980年代の横山さんのファッションは?
横山:アメリカンなリーゼントとか、往年のサーファースタイルなど、時代とはちょっと離れたことをしていたのかなって。横浜からわざわざ福生まで行ってウィルソン・ピケット(1960〜1970年代に数多くのヒット曲を残したアメリカのR&Bシンガー)風なジャケットを仕立ててもらったりとかしていましたね。
──当時からスーツだったのですね。
横山:10代の頃は古着のスーツを購入して、それをサイズ調整してもらい、ちょっと崩した感じで着ていました。今考えると、間違えたコーディネートをしていたこともありましたが、そういうことを繰り返して、ここまで来られたのかなって。
──今日のファッションもおしゃれです。
横山:涼しさを意識して、シアサッカーのセットアップにしました。夏でも移動時は寒いことが多いので、軽く羽織れるジャケットは必須ですね。
──ファッションで大切にしているポイントは?
横山:清潔感ですかね。ワイルドだけど、汚らしく見えないってことにはこだわりたいですねぇ(笑)。