老親と自分の「認知症対策」、最適解がわかった 主張の異なる良書を精査してわかった「真実」

認知症予防で注目すべきは、じつは「耳」?
人の名前がすぐに出てこなくなったとか、必要なものを買い忘れてしまったとか、何をしようとしていたか忘れてしまった……なんてことが続くと、「認知症」という言葉が頭の片隅をよぎり、心配になってしまう人もいるのではないでしょうか。
科学ライターの緑慎也さんは、43歳のときに「MCI」(軽度認知障害。認知症一歩手前の状態のこと)のスクリーニング検査を受けてみたと、著書『認知症の新しい常識』で述べています。検査はA~Dの4段階で判定され、A判定ならMCIのリスクはほぼなし、最もリスクが高いのがD判定。はたして緑さんの結果はというと、比較的Bに近いC判定だったとのこと。「高血圧の指摘よりもショックは大きかった」と書かれる気持ちはとても共感できます。
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