健康になる「体の整え方、鍛え方」情報のウラ事情 ベテラン編集者が教える「筋トレ∔αの真実」
健康情報のウラ側に隠されている「真実」
書店で「健康書」のコーナーに立ち寄ったときに最近よく目につくのは、体のある部位をほぐしたり、伸ばしたり、押したりすることで、痛みや不調の解消にとどまらず、病気の予防・改善までが簡単にできるとアピールしている本。手軽さが非常に魅力的です。
でも悩ましいのは、ある専門家の健康書では「ふくらはぎをもみなさい」と書いてあったかと思うと、別の専門家の健康書では「肩甲骨をほぐしなさい」と書いてあったりすること。両方の本を目にした読者からしたら、何をするのが本当によいのか、よくわからなくなってきます。
たしかに、専門家の間でも見解・主張の異なることは数多くあります。でも、職業柄、数多くの健康書の制作に関わり、その表も裏も知る私たち「健康書」の編集者だからこそ、気づいていることが実はあります。それは、主張が異なる健康書でも“共通して注意喚起している重要なこと”があったり、アプローチ(実践ハウツー)が違う健康書でも“狙っている健康上の効果・目的は同じなので、その違いはそれほど重要ではない”という場合があったりすることです。
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