健康になる「体の整え方、鍛え方」情報のウラ事情 ベテラン編集者が教える「筋トレ∔αの真実」

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健康のために何か運動しなければと思い立ったとき、ウォーキングを選ぶ人は多いと思います。

『「ベストセラー健康書」100冊を読んでわかった 健康法の真実』(主婦と生活社)。書影をクリックすると、Amazonのサイトにジャンプします

ただ、健康書100冊を精査してわかったことは、健康効果が出にくい歩き方をしている人が多くいそうなこと。自分にとって「ちょっとキツい」と感じる程度の負荷をかけた歩き方をしなければ、たとえ1万歩を歩こうとも、健康効果は期待できないと多くの専門家が口をそろえて忠告しています。

また、「正しい姿勢」で歩かないと体に負担となる歩き方になってしまい、効果が出ないだけでなく、ケガの原因となってしまうこともあると指摘する専門家もいます。体のほぐし方や筋トレだけでなく、ウォーキングにおいても「正しい姿勢」が重要ワードになっていました。

なお、単調で面白みの少ないウォーキングは、飽きが来て続かないことも多いので、マンネリ化を防ぐ工夫も重要。ウォーキングの代わりになる運動としては、「スロージョギング」や「踏み台昇降」をおすすめする健康書が多いようです。

(画像:主婦と生活社)
「ウォーキング」について、ベストセラー健康書100冊を精査してわかったこと
① 期待する健康効果は、「ただ歩く」だけでは得られない。「早歩き」などを取り入れて、運動強度を少し上げることが必要。
② 歩数ではなく、「速度」と「姿勢」を重視する。
③ 負荷がかかる「早歩き」が続けられそうもない人は、逆に小刻みに走る「スロージョギング」なら続けられる場合も。
④ 雨風の強い日は、ウォーキングの代わりに「踏み台昇降」がおすすめ。

「正しい姿勢」と「激しすぎない負荷」

100冊の健康書から「体の整え方、鍛え方」の部分を精査してわかることは、「正しい姿勢」の重要性と、激しすぎない(でもちょっとキツい)負荷を体に与えること。

ラクをしすぎず、かといって激しいトレーニングにはせず、自分にとってちょうどよい加減の運動を見いだすことが、あなたの健康を守る「最適解」になるでしょう。

「健康書」プロ編集者の会 編集者、ライター、医療ジャーナリスト

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けんこうしょ ぷろへんしゅうしゃのかい / kenkousho prohenshushanokai

医療に詳しい編集者、健康書作りを得意とする編集制作会社の編集者、健康記事をメインに執筆するライター、医療ジャーナリストなど、出版業界で長年、健康・医療情報を編集・発信・チェックしてきたメンバーたちが集まって結成されたユニット。関わった健康出版物の累計は1500冊を超え、ベストセラー書も数多く担当。専門家(医師、大学教授、管理栄養士、理学療法士等)への膨大な取材経験から得られた知見に加え、自身の家族の看病や介護の現場で得られたリアルな実感も踏まえ、よりよい健康・医療情報の編集・発信を目指している。著書は『「ベストセラー健康書」100冊を読んでわかった健康法の真実』(主婦と生活社刊)。

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