これは、私と、まさにこの記事を編集してくれている敏腕編集長N氏とともに、慶應三田キャンパスの学園祭を訪問したときの話だ。
女子学生の代わりにあらわれた謎のおばさん
キャンパスを歩く私たちに、話しかけてきた女子学生。何やら「世界情勢と政治の勉強会に関心ある学生を集めたサークルがあるので、話を聞かないか」と勧誘してくる。
世界情勢にも政治にもまったく関心がなかったが、その女子学生に関心があった私は、隣にいたN氏とともに、ホイホイついていった。しかし、なぜかその行き先が、キャンパスの中ではなく、キャンパスの外にある雑居ビルの一室だったのだ。
「怪しい雰囲気」と「嫌な予感」しかしないそのビルの一室のドアを開けると、さっきまでの女子学生の代わりに、険しい表情でメガネをかけた謎のおばさんが座っているではないか。そして世界平和や信仰について熱く語りだし、「神を信じるか信じないか」を聞き、入信を迫ってくる。
そのときは「もう帰ります!」と言ってその場を後にしたが、このようなとき、おそらく気が弱く言い返せない人は、そのまま入信してしまう人もいるのだろう。
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