2回目の結婚相手は「飲み友達がいい」の納得理由 45歳&50歳で再婚した2人が率直に語ること

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決断が早かったのは浩平さんも同じだ。2軒目で早くも美穂さんに真剣に交際してほしいと告白した。自分はもう50歳なのでグズグズしている時間はもったいない。よかったらお付き合いしてくれませんか、と。美穂さんは明るく「ハーイ!」と返事をして乾杯。大人のリズムである。

「5軒目ぐらいにお互いにベロベロになり、浩平さんは東京の西のほうにある自宅に帰る気がしない、ということに。ホテルに泊まるぐらいならうちに来たら、と誘いました。もちろん、変な意味ではありません。その日は次男が仕事仲間とうちで宴会をしているので一緒に飲もう、と提案したんです。たまたまですが次男は浩平さんと同じ業界で働いています。話が合うと思いました」

浩平さんは快諾して美穂さんの家に向かい、次男くんたちと「どんな現場に行ってんの?」と会話しながら飲み交わした。オープンマインドな男性である。

「包容力がある」と好意を持たれやすい浩平さん

ただし、浩平さんは家庭的な人物ではない。冒頭で美穂さんが指摘したように「家族をほったらかして出張ばかり」をしていたことも影響し、一度目の結婚は7年間で崩壊した。

「月のうち4分の3は全国出張があって家に帰れませんでした。幼い娘と息子を1人で見ていた妻はパチンコにハマるようになり、彼氏も作ったんです。あるとき予定より1日早く出張から帰ってきたら、私のジャージを着た男が居間で新聞を読んでいました」

わかりやすい修羅場である。離婚して前妻に養育費を払いながら1人で暮らす道を選んだ浩平さん。ちなみにその金額は子ども2人分で月8万円。養育費の相場なのだろうか。美穂さんが受け取っていた額と同じである。

清潔感がある外見で、落ち着いた物腰の浩平さん。異性からは「包容力がある」と好意を持たれやすいのだろう。なじみの酒場で飲んでいると女性の一人客と仲良くなり、交際に発展することが多かった。

「僕のような男に寄ってくるのは、いわゆるメンヘラ系です。よく言えば自己主張が強い人。私は来るもの拒まずではありますが、包容力なんてこれっぽっちもありません」

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