現場のスタッフは管理職に評価・査定され、それが給与や昇格・昇進に影響してきます。部下への評価がきちんとできていないと、現場の不平不満に繋がり、ひいてはスタッフのやる気の低下、チームの業績不振も起こります。このたび『正しい目標管理の進め方』を上梓された中嶋哲夫氏が、部下が納得し、仕事へのモチベーションを高める評価のコツをお教えします。管理職必見です!
数値しか、見ないくせに(怒)
営業マン4年目の佐藤君と、目標管理の達人・中嶋先生の話が続いています。佐藤君の怒りは、なかなか修まりそうにありません。
●佐藤君の怒り①:楽な顧客を担当したい!
中嶋:ところで、評価はBだって言ってたね。なぜBなのか聞いたかい?
佐藤:はい、販売予算の達成率で決めたと言われました。だけど、納得できません。ボクの担当先は中堅どころで価格に厳しい企業ばかりですよ。部長や技術スタッフが助けてくれるわけでもありません。技術的な説明から価格交渉まで、全部ボクひとりでやるんですよ。そういうところを評価してもらえないなら、ボクだってもっと楽な顧客を担当したいです。
●佐藤君の怒り②:仕事のプロセスは評価しない!
中嶋:それは、戦力として頼りにされている証拠だね。喜んだらいいと思うけど。
佐藤:それは、やりがいはありますよ。自分の頑張り次第でお客さんが喜んでくれますから。でも、それと評価の話は別です!
中嶋:それもそうだねぇ。
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