上司には、仕事のプロセスも評価してほしい ②数値だけの評価には大きな短所あり!

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

現場のスタッフは管理職に評価・査定され、それが給与や昇格・昇進に影響してきます。部下への評価がきちんとできていないと、現場の不平不満に繋がり、ひいてはスタッフのやる気の低下、チームの業績不振も起こります。このたび『正しい目標管理の進め方』を上梓された中嶋哲夫氏が、部下が納得し、仕事へのモチベーションを高める評価のコツをお教えします。管理職必見です!

数値しか、見ないくせに(怒)

営業マン4年目の佐藤君と、目標管理の達人・中嶋先生の話が続いています。佐藤君の怒りは、なかなか修まりそうにありません。

●佐藤君の怒り①楽な顧客を担当したい!

 中嶋:ところで、評価はBだって言ってたね。なぜBなのか聞いたかい?

 佐藤:はい、販売予算の達成率で決めたと言われました。だけど、納得できません。ボクの担当先は中堅どころで価格に厳しい企業ばかりですよ。部長や技術スタッフが助けてくれるわけでもありません。技術的な説明から価格交渉まで、全部ボクひとりでやるんですよ。そういうところを評価してもらえないなら、ボクだってもっと楽な顧客を担当したいです。

●佐藤君の怒り②仕事のプロセスは評価しない!

 中嶋:それは、戦力として頼りにされている証拠だね。喜んだらいいと思うけど。

 佐藤:それは、やりがいはありますよ。自分の頑張り次第でお客さんが喜んでくれますから。でも、それと評価の話は別です!

 中嶋:それもそうだねぇ。

次ページこれが現場の不満を生み出す要因
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事