男性にとって、チームとは軍隊?
昨今、「チームで働く」「チームワークが大切」と説く雑誌の特集やビジネス書をよく見かけます。そのチームワークの理想像については、人によって、特に男女間で大きな意識の違いがあるようです。
男性がチームで働くといったときにイメージするのは、チームスポーツ。「上長の指示の下、チーム一丸となって勝ちに行く」「強いリーダーシップを持つ司令官がてきぱきと指示を出し、メンバーは全力を尽くす」というもの。
上下関係を重んじ、縦社会に生きる男性たちにとって、チームリーダーの言うことは絶対。だからこそ、リーダーシップのない上司のことは、ぼろくそに非難しますし、逆に、言うことをきかない部下は使いづらくて仕方がない。
いわば小さな軍隊、一個小隊として任務を遂行する、というのが男の好きなチームワークのイメージです。
「プロ集団」も好まれるチーム像
軍隊といえば、もうひとつ男たちが好きなのが「プロ集団」。
ハリウッド映画などに出てくるスパイチームや特殊部隊では、それぞれがスーパーな才能(射撃、情報収集、運転、力持ちなど)を持っていて、それぞれが「プロの仕事」を果たす。
そうやって、スマートに問題解決をした後は、クールに解散。決してなれ合わないし、互いの領分を侵すこともありません。特に外資系企業や、コンサルティングやエンジニアなど、専門職の人たちが好むチームワーク像でしょう。
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