軽く沸いたら火を止めて、かつお節を一気に加えます。

水温は最終的に85~90℃前後です。かつお節は85℃1分でうま味が抽出されるので、そのまま1〜2分置きます。

こしましょう。不織布タイプのキッチンペーパーをザルに敷いておくと、だしがらを捨てるのが楽です。かつお節は軽く絞っても問題ありません。かつお節を絞ってはいけない、というのは大量にかつお節を使う場合、あるいは品質の低いかつお節を使った場合で、現在一般的に流通しているかつお節は絞っても雑味は出ません。

氷水に当てて、冷やします。保存は冷蔵庫で2日間、それ以上の場合はジッパー付きの保存袋などに入れて冷凍庫で保存します。
昆布とかつお節でだしをとるのが面倒に感じる方はだしパックや顆粒だしを使ってもかまいません。昆布とかつお節、だしパックでだしをとった後、少量の顆粒だしでうま味を補う方法もおすすめですが、自分でだしをとるとすっきりとしたおいしさになります。

ちなみにだしをとった後のかつお節はお茶殻と同じで、味を出し切っているので、捨てても問題ありません。
昆布も味が出きっているので捨ててもいいのですが、小さく切って市販のすし酢につけておくと箸休めやお酒のつまみになります。よく「だしをとった後の昆布は煮物に使いましょう」と言いますが、煮物よりも甘酢漬けのほうが現代的ではないでしょうか。

さて、だしの準備ができたら、いよいよ「冷やかけそうめん」をつくりましょう。
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