実は子どもに「恥をかかせている」絶対NGワード 知らずのうちにこんな言葉を使っていませんか

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こういう経験は誰にでもあるが、幼少期を通じてたまにしかないなら、それほど大きな影響はないだろう。100%いつでも敏感に対応できる親などいないのだから。しかし、このパターンが繰り返されれば、こういう状況が子どもにも、親にも、親子関係にも悪影響を与える可能性がある。

パニックになっている娘にかける誤った言葉

もし12歳の娘が、友だちのパーティーにはいていきたいショートパンツが見つからないと騒いで泣いていたなら、前もって準備しなかったことを叱るとか、整理整頓や片づけについてお説教するには、よくないタイミングだろう。

洗濯物や部屋の片づけなどの家族の決まりについては、あとで娘がきちんと耳を傾けられるときに話せばいい。

その瞬間、あなたができる最善のことは、娘がいま何を感じているかに気づき、たとえ反応が大げさすぎると思ったとしても、娘にとってはとてもリアルな感情なのだとわかってあげることだ。そうすれば、見つからないショートパンツを探すのを手伝うかどうかはともかく、そのときの娘の心に気づくことができる。

つまり、たとえ問題を解決できなくても、寄り添って、心を乱す状況に対処するのを助けてやれる。子どもに寄り添うとは、あらゆる問題から守ってやることではない。だから、新しいショートパンツを買いにデパートに走る必要はない。寄り添うとは、子どもが目の前の障害を乗り越えようとするあいだ、そばにいてやることだ。

【お説教するかわりに、子どもに寄り添う言葉をかけよう】
×「服をきちんと片づけないからそうなるのよ!」
○「本当に見つからなくて残念だね。ほかに着ていけそうなものがあるか、見てみようよ」

〝スーパーペアレント〟になれと言っているのではない。人の心を読んだり、あらゆる欠点を克服したり、精神的な悟りのような境地に達したりする必要はない。完璧な親などいないのだから。

ただ、寄り添えばいい。親としての存在感を示そう。何があっても受け止めるし、そばにいると子どもに感じさせるつもりで寄り添おう。それが、本当の意味で子どもを見守るということだ。

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