「なおエ」の大谷翔平、7月トレード移籍の現実味 にわかにMLB「7月商戦」の渦中の人になったワケ

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MLBの年俸は天井知らずである。イチローがマリナーズに移籍した2001年頃は1000万ドル(当時のレートで11.6億円)プレイヤーがトップ選手の証だったが、今ではレギュラークラスの年俸は2000万ドル(今のレートで27億円)を下らない。

ちなみに今年のNPBの最高年俸は楽天、田中将大の9億円、続いてソフトバンク柳田悠岐の6.2億円だ。円安の影響もあるが、諸物価値上がりの中でも経済拡大を続けるアメリカと、経済が萎縮する日本の格差を、野球でも感じるところではある。

弱いチームには大谷翔平も不満

弱いチームにいてポストシーズンに出場できないことには当の大谷も不満を漏らしている。昨年、既に「(フラストレーションは)ありますよ。やはり。もっと楽しい、ヒリヒリするような(ポストシーズン進出をかけた)9月を過ごしたい。クラブハウスも、そういう会話であふれるような月になるのを願っています」と語っている。

7月末に移籍が決まる可能性は今のところ5分5分だと思うが、その時には日米に大きなセンセーションを巻き起こすのは間違いないところだ。成績もさることながら、それまで大きな怪我なくプレーしてほしいと思う。

広尾 晃 ライター

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ひろお こう / Kou Hiroo

1959年大阪市生まれ。立命館大学卒業。コピーライターやプランナー、ライターとして活動。日米の野球記録を取り上げるブログ「野球の記録で話したい」を執筆している。著書に『野球崩壊 深刻化する「野球離れ」を食い止めろ!』『巨人軍の巨人 馬場正平』(ともにイースト・プレス)、『もし、あの野球選手がこうなっていたら~データで読み解くプロ野球「たられば」ワールド~』(オークラ出版)など。

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