「なおエ」の大谷翔平、7月トレード移籍の現実味 にわかにMLB「7月商戦」の渦中の人になったワケ

✎ 1〜 ✎ 135 ✎ 136 ✎ 137 ✎ 最新
拡大
縮小

MLBの年俸は天井知らずである。イチローがマリナーズに移籍した2001年頃は1000万ドル(当時のレートで11.6億円)プレイヤーがトップ選手の証だったが、今ではレギュラークラスの年俸は2000万ドル(今のレートで27億円)を下らない。

ちなみに今年のNPBの最高年俸は楽天、田中将大の9億円、続いてソフトバンク柳田悠岐の6.2億円だ。円安の影響もあるが、諸物価値上がりの中でも経済拡大を続けるアメリカと、経済が萎縮する日本の格差を、野球でも感じるところではある。

弱いチームには大谷翔平も不満

弱いチームにいてポストシーズンに出場できないことには当の大谷も不満を漏らしている。昨年、既に「(フラストレーションは)ありますよ。やはり。もっと楽しい、ヒリヒリするような(ポストシーズン進出をかけた)9月を過ごしたい。クラブハウスも、そういう会話であふれるような月になるのを願っています」と語っている。

7月末に移籍が決まる可能性は今のところ5分5分だと思うが、その時には日米に大きなセンセーションを巻き起こすのは間違いないところだ。成績もさることながら、それまで大きな怪我なくプレーしてほしいと思う。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
半導体需給に変調の兆し、歴史的な逼迫は終焉?
半導体需給に変調の兆し、歴史的な逼迫は終焉?
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT