6月に初の40℃超、「節電の夏」熱中症対策のコツ 東京で観測史上最も早い猛暑日、3日連続35℃超
<なぜ6月に40℃を超えたのか>
記録的な暑さになった理由の1つは、太平洋高気圧が張り出したことです。
太平洋高気圧の張り出しにより、晴れて暑い空気に覆われました。
上空1500メートル付近で、東日本と西日本の広い範囲が18℃以上、関東には21℃以上の暖気が流れ込んでいました。高層観測を行っている館野(茨城県)において、1年で最も気温が高い8月上旬の平年値が約19℃ですが、それより暑い空気が上空を覆っていたということです。
さらに、関東は山を越えた暑い風が吹き下ろすフェーン現象により、特に気温が上がりました。
<東京都心で3日連続猛暑日>
6月26日も同じような気圧配置で、フェーン現象があった関東を中心に暑くなりました。
最も気温が上がったのは、佐野(栃木県)と伊勢崎(群馬県)で36.8℃。
東京36.2℃は観測史上最高
東京は36.2℃で今年最も高い気温を観測。6月としては観測史上最も高い気温です。
6月27日も関東で40℃に迫る暑さになったところがありました。
佐野(栃木県)39.8℃、2020年8月11日と並び、観測史上1位タイの最高気温でした。
東京は35.7℃、6月に3日連続で35℃以上の猛暑日になるという異例の暑さです。
外に出るとモワッとした空気で、強烈な日差しがジリジリ照りつけて痛く感じられました。風が吹いても熱風で、心地よく感じられるものではありません。長い時間外にいることが危険だと感じる暑さです。
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