6月に初の40℃超、「節電の夏」熱中症対策のコツ 東京で観測史上最も早い猛暑日、3日連続35℃超

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「電力需給ひっ迫注意報」は今年5月新たに設けられ、今回が全国で初めての発令です。

電力の余力を示す電力供給予備率が5%を下回ると「注意報」、3%を下回ると「警報」が発表されます。電力の使用量(需要)が多い一方で太陽光発電(供給)が減る、午後3時から午後6時が電力需給のひっ迫する時間帯です。無理のない範囲で節電をするように呼びかけられました。

エアコンのフィルターを掃除しておくことで節電にもなります(写真:ucchie79/PIXTA)

具体的に、家庭でできる節電は何でしょうか。

エアコンのフィルター掃除を

厳しい暑さの日にエアコンを使わないのは命にも関わるので、エアコンの使用は控えないようにしましょう。ただ、エアコンのフィルターを掃除すると節電になります。私も早速掃除しました。

他には、使わない家電のコンセントを抜く、トイレの便座の暖房を切る、冷蔵庫の設定を「強」から「中」にすると節電できます。電力需給がひっ迫する時間帯を避けて、洗濯機やアイロン、電子レンジ、掃除機など家電を使う家事をすることも挙げられます。

<観測史上最も早い梅雨明け 猛暑続く>

6月27日、関東甲信は梅雨明けしました。観測史上最も早い梅雨明けです。

6月27日の天気図(出典:weathermap)

太平洋高気圧の張り出しが強まり、本州付近の梅雨前線は不明瞭になっています。

関東甲信、東海、九州南部で梅雨明けの発表がありました。関東甲信と東海は平年より22日早く、九州南部は平年より18日早いです。梅雨の期間は、関東甲信は21日間、東海は13日間、九州南部は16日間、いずれも観測史上最も短くなりました。

梅雨が明けたということは、夏本番がやってきたということです。

気象庁は「高温に関する全般気象情報」を発表しました。北日本は6月30日にかけて、東日本と西日本は7月3日にかけて、気温が高い状態が続くため、熱中症などの健康管理に注意するよう呼びかけています。

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