6月に初の40℃超、「節電の夏」熱中症対策のコツ 東京で観測史上最も早い猛暑日、3日連続35℃超

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6月27日の東京・渋谷。熱さを防ぐために日傘を差している女性の姿も(写真:Abaca/アフロ)

<「熱中症警戒アラート」参考に対策を>

できる限り外出を控えて、外を歩くときには日陰を選んだり、日傘や帽子を使ったりして、直射日光を避けるようにすることが大切です。涼しい服を選び、こまめな水分補給と休憩をして、熱中症対策を万全に行ってください。

部屋の中でも熱中症になる可能性があるので、無理せずエアコンをつけるようにしましょう。

「熱中症警戒アラート」が発表されている地域では、熱中症の危険性が極めて高い気象条件になります。発表のタイミングは午前5時と午後5時の2回、環境省の「熱中症予防情報サイト」や気象庁のHPで見られるので、情報を参考にしながら対策をしてください。

<睡眠中の熱中症にも警戒>

熱中症対策が必要なのは日中だけではありません。

夜から翌朝にかけて最低気温25℃以上の夜を熱帯夜といいます。

熱帯夜のときは特に夜間の熱中症にも気をつけてください。

寝る前にコップ1杯の水を

寝る前にコップ1杯の水を飲むようにしましょう。また、暑い日は寝ている間もエアコンをつけっぱなしにしたほうが良いです。

就寝中の脱水症状にも注意です(写真:horiphoto/PIXTA)

夜中に目が冷めたら手軽に水分補給ができるように、枕元に水を置いておくのもおすすめです。

<“節電の夏” 全国初の「電力需給ひっ迫注意報」>

万全な熱中症対策が必要な暑さの一方、政府からは節電が呼びかけられています。

電力需給ひっ迫に備え、6月7日に政府は関係閣僚による会議を開催し、家庭と企業に対して生活や経済活動に支障のない範囲で、できる限りの節電を要請することを確認しました。全国規模で国民に節電を求めるのは、2015年以来7年ぶりです。

また、東京電力の管内で6月27日の電力需給が厳しくなるとして、経済産業省は「電力需給ひっ迫注意報」を出しました。

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