こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。
「親子のコミュニケーション」は、人生のなかで最初にスタートする人との関わりです。それは、人格を形成するにとどまらず、その先の対人関係にも強く影響します。なぜなら、人と関わるための基礎パターンがそこで確立するからです。
実家を離れて自立しても、結婚して自分が親になっても、幼少期からの親子関係はよくも悪くも、ずっと子どもの人生に影響をおよぼします。それほど親の言葉や関わり方は子育てにおいて重要なのです。
拙著『よけいなひと言をわかりあえるセリフに変える 親子のための言いかえ図鑑』では、親子関係に悪影響を与えてしまう「よけいなひと言」を、信頼関係を深める「わかりあえるひと言」に言いかえる例を集めています。本書のなかから、親子のコミュニケーションにおける「ほめる・励ます」シーンについていくつかの言いかえ例をご紹介します。
大きな影響をおよぼす「きょうだい間の比較」
きょうだい間の比較は 子どもの人格形成に大きな影響をおよぼします。
「お兄ちゃんは勉強ができたのに」「妹はかわいいのに」と比較されて育ったことを、大人になっても恨んでいる人は少なくありません。実際、社会人対象のカウンセリングでも、この悩みがよく出てきます。
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