本人のやる気を引き出す「子どものほめ方」のコツ 「言い方」によって受けとめ方は180度変わる

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なかでも多いのは、長男・長女として生まれて「しっかり者」でいることを求められ、ずっと「しっかり者」を演じ続けてきた人の悩みです。そんな呪縛で子どもを苦しめないためには、きょうだいこそ平等に公平に接することを心がける必要があります。長男(長女)が何か手伝ってくれたときも「さすがお姉ちゃん(お兄ちゃん)」とうっかり口にしないこと。

「手伝ってくれて助かったよ」「準備してくれてありがとう」とだけ伝えればいいのです。行為や行動に対する感謝やほめ言葉だけを伝えれば、「自分だけを見てくれているんだ」と安心できます。

×よけいなひと言 「さすがお姉ちゃん(お兄ちゃん)だね」

◎わかりあえるひと言 「手伝ってくれて助かったよ」

「さすが男の子だね」「やっぱり女の子だね」という言い方も、性差で評価していることになるので気をつけて。「力持ちだね」「よく気がつくね」と、性差に関係なく、やったことをストレートにほめてあげてください。

きょうだいに限らず誰かと比較されて育った子は、大人になってからも他人と比較することでしか自分のことを評価できなくなります。つねに誰かと比べ続ける人生なんてストレスがたまるだけ。そんなことにならないよう、子ども自身をそのまま認めてあげましょう。

ほめるときは「ほめっぱなし」が鉄則

親の理想というのは、なぜか高くなりがちですよね。「うちの子、天才かも?」「もしかしたら才能あるんじゃない?」と一度くらいは思ったこと、ありませんか?

「今はがんばってないだけで、本気出せばできるはず」と思い込んで、わが子の才能に期待している人も多いと思います。心でそう思うだけならまったく問題ないのですが、子どもにその期待を丸ごとぶつけると、計り知れないプレッシャーを与えてしまうことも。

ほめるときは「ほめたらほめっぱなし」が鉄則。子どもがピアノのコンクールで入選したら、「練習をがんばっていたから、結果が出るとお母さんもうれしい」と言うだけでいいのです。

×よけいなひと言 「やればできるじゃない。次はもっとがんばりなさい」

◎わかりあえるひと言 「練習をがんばっていたから、結果が出るとお母さんもうれしい」

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