親と「ちょうどいい関わり方」を保つためのヒント 余計なひと言を「わかりあえるひと言」に変える

✎ 1〜 ✎ 196 ✎ 197 ✎ 198 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
親子といっても、お互いに「気遣い」は必要です(写真:よっし/PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

親も子も年齢が上がってくると、関係性も変わってきます。カウンセリングをしていると、子育ての心配や仕事の悩みなどいろいろなご相談をお受けしますが、その一方で、自分の年老いた親との関係性に悩む人も少なくないのです。

この連載の記事一覧はこちら

「つい親に暴言を吐いてしまう」「冷たくあたってしまい後悔する」という社会人の声もよく聞きます。親との関係性が、自分の子どもに影響してしまうことも大いにあります。

年を重ねると、お互い自分の意見や考えにこだわって融通が利かなくなったり、わがままになったりすることもあるでしょう。親にとって、子どもはいつまでも子どもですから、人によっては、大人になってからも子どもの人生に過剰に介入してくるケースも。

安定した親子関係を保つポイントは、お互いを尊重しつつ、「適度な距離」をとることです。拙著『よけいなひと言をわかりあえるセリフに変える 親子のための言いかえ図鑑』から、「親と話す」シーンにおける会話のヒントをお伝えします。

邪魔するのではなく、応援する気持ちの余裕を

子どもの人生は子どもが決めるのと同じで、親の人生も親のものです。たとえ高齢になっても、親が何か新しいことを始めたいと言うなら、邪魔するのではなく応援してあげましょう。

「年を考えてよ」「いい年をして問題を起こさないでほしい」「よけいなお金を使ってほしくない」などと、反対したくなることもあるかもしれません。しかし、親の世界を狭めると、結果的に負荷がかかってくるのは子どもであるあなたです。

次ページよけいなひと言をわかりあえるひと言に
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事