皆様も韓国人とご飯を食べられる際は、大皿を一緒につついて共有し、会話中に相手が怒っても「香辛料のせいだ」くらいに大らかに構え、店の人におまけサービスを可愛げあるスマイルで要求してみよう。
そして韓国人が年上だったら「ヒョンニム(兄さん!)」「オンニ(姉さん)!!ごちそうさまでした!」と甘え、逆にご自身が年上だったら全員分奢ってみることで、ビックリするくらい親近感が育まれ、建設的な関係構築に寄与することだろう。
なお、奢ってあげても韓国ではたいして感謝の言葉を受けることはないので、日本的な感覚からすると「無礼」だと思われることもあるかもしれない。
しかしそれも「恩知らず」なわけではなく、「日本ほど『ありがとう』と言わないカルチャー」だと理解できれば、両国人間関係の違和感もずいぶん解消されることだろう。
「お互いの共通点と違い」を知ることが第一歩
新刊は、日本と韓国の間で40年過ごして考え続けたからこそわかる「両方の視点と情報を1つにまとめてお互いが知れば、大半の誤解と怒りが解消する」内容になっている。
また後半に読み進めるにつれ、これまで私が友人や家族にも話したことがない、言いにくいセンシティブな本音だらけの、3年がかりの渾身の1冊だ。
これを世に出せたことで、「我が人生、悔いなし」と思っているし、「子どもの次に大切な、私のレガシー」だと思っている。
なぜ私が書くのかがこのうえなく明確で、私以外絶対に書けないユニークな実体験と視点に満ちた、全ての日本人・全ての韓国人・全ての在日コリアン、全ての東洋経済オンライン読者の皆様、そして何より、「たまたまSNSで目にしてしまった全ての方々」にお読みいただきたい1冊だ。
日本と韓国、「お互いの共通点と違い」をきちんと正しく知ることで、日韓関係をムラサキする(BTSのアーミー用語で「長く信頼し合う」の意)、その大きなきっかけになるはずである。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら