2021年9月に登場したiOS 15で、iPhoneのマップ機能が大幅に拡充された。ただ、マップは国や地域によって細かなニーズの違いもあり、一部の機能は日本でお預けになっていた。こうした機能が、徐々に日本でも利用できるようになり始めている。「AR(拡張現実)」を応用したナビゲーションはその1つだ。iPhoneのカメラで映し出した目の前の建物や道に、道案内を重ねて表示できるため、平面的な地図を見ながら目的地にたどり着くのが苦手な人には、うれしい機能と言える。
次々と対応するマップの新機能
自転車での経路検索に対応したのも、新たなトピックだ。コロナ禍で、特に都心部では、密になりがちな電車を避け、自転車で移動する人が増えているが、こうしたニーズにこたえた機能と言えるだろう。最近では、シェアサイクルも増えているため、活躍の機会は多いはずだ。ほかにも、車での移動中に渋滞や通行止めといった交通情報を簡単に確認できる、ドライブマップのような機能も増えている。
登場当初は機能が少なく、地図の間違いも多かったiPhoneの純正マップだが、10年の月日が経ち、今では競合であるGoogleマップと比べても遜色ないクオリティになりつつある。iPhoneの各種機能と連携しているという点では、Googleマップより使いやすい場面すらあるほどだ。ここでは、そんなiPhoneの標準マップで“迷わない”ためのテクニックを紹介していこう。
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