マリエ、日本を離れて「環境問題」に向き合うまで 自分を大切にするプロセスの中で変わった意識
NYで自分を見つめなおすうちに
マリエ: やっぱりNYにいたときくらいからかな。あのころは心身ともに疲れ果てていて、夜も眠れないような日々だったんだけど、NYで自分を見つめなおすうちに元気を取り戻して……自分の体と心を慈しもう、大切にしようと思ってまずは食生活を変えたんです。無農薬や自然農法で作られた食材を選ぶうちに、環境や自然も気になるようになって。最初から「環境問題に取り組もう!」と目的意識を持っていたわけではなく、自分を大切にするプロセスの中で、自然に意識が変わっていった感じなの。
註4:徳島県上勝町は「ゼロ・ウェイスト」に取り組んでいる自治体。未来のコミュニティーとして注目を集めている。
後閑:たしかにNYで初めて会ったときより、マリエはすごくヘルシーで元気な印象。とくに……(ちょっとお腹へ目をやって)、もしかして?
マリエ: そうなの(笑)。
後閑: おめでとう! 乾杯したい気分だね。今は飲めないでしょうけど(笑)。
マリエ: ありがとう! この先、メキシコで暮らしたいと思ってるから、次の乾杯はメキシコかな。信吾さん、メキシコまで来ておいしいカクテル、作ってくれますか?
後閑: よろこんで! メキシコならメスカル*⁵かな。みんなで乾杯できる日をまた楽しみにしています!
註5:リュウゼツランを主原料とするメキシコ特産蒸留酒。
(文/秋山 都 写真/吉澤健太)
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