残念な人の「ツイッターの使い方」よくある4大NG 「使う人」「見ている人」は要注意!あなたはOK?

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最後4つめのNGは、そもそも「乱暴な言葉づかいをしていないか」である。

【4】乱暴な言葉づかいをしていないか

知らない人のコメントを見る場合には、「投稿者のプロフィール」に加えて、その人の日ごろのツイートも少し拝見しておくとよい。どのくらいの専門性がありそうかをうかがうとともに、「語り口調が冷静で客観的か」ということもチェックするのだ。

乱暴な言葉づかいで日常的にツイートする人や、強い断言口調が多い人は、往々にして、あまり信頼できない。人は知的になればなるほど、専門家になればなるほど、「断言はしなくなる」からだ。

逆に、中途半端な知識を持っている人ほど、すぐに断言したがるものだと肝に銘じなければならない。

「信頼できるツイッターリスト」で「情報王」になる

日本で信頼されている専門の層は、どの分野であっても非常に分厚く、数が多い。専門家たちの「つながり」に注目するのも手である。彼らはツイッター上でやりとりをしていたり、トークセッションをしているからだ。

一方で「魔界に堕ちた専門家」の数というのは、それほど多くない。どちらかといえばそういう人たちは、「専門家の群れ」の中では孤立していることが多い。実際、「魔界の専門家」のツイートを見てみると、ほかの専門家をリツイートしたりやりとりしていたりすることは少ない。

彼らは同業者よりも、なぜかタレントや政治家や社会運動家のような派手な立ち回りの人たちが好きで、そういう人たちと、やたらとやりとりしているのだ。

この方法で、さまざまな分野で「信頼できるツイッターリスト」をつくっていけば、自分が詳しくない専門分野でもかなり信頼できる情報源をつくることができるようになるのだ。

自分で「信頼できるツイッターリスト」をどうつくるかは、「ウクライナ侵攻」を題材に「ウクライナ侵攻「正しい情報」見抜くプロの読む力」で解説したので参考にしてほしい。

ぜひみなさんもツイッターを「最強の情報ツール」として使いこなし、「時代を読む力」を身につけてほしい。誰でも「正しいやり方」を知れば、「読む力」はぐんと鍛えられるはずである。

佐々木 俊尚 作家・ジャーナリスト

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ささき・としなお / Toshinao Sasaki

1961年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。毎日新聞記者、『月刊アスキー』編集部を経て、2003年よりフリージャーナリストとして活躍。ITから政治、経済、社会まで、幅広い分野で発言を続ける。最近は、東京、軽井沢、福井の3拠点で、ミニマリストとしての暮らしを実践。『レイヤー化する世界』(NHK出版新書)、『そして、暮らしは共同体になる。』(アノニマ・スタジオ)、『時間とテクノロジー』(光文社)など著書多数。

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